マルティのインタビュー。昨日の続き。
−あなたはこれまでフェルナンド・バスケス、ナンド・ポンス、"チコ"リナレス、エクトル・クーペル、
ホアキン・カパロス、ラファ・ベニテス、ハビエル・クレメンテ、マノロ・ヒメネス、
ファンデ・ラモス、ファンマ・リージョ、グレゴリオ・マンサーノの各監督から指導を受けてきた。
誰が良かった?
僕は多くの監督の教えを受けてプレーする幸運があった。
そして実際に多くのことを学んできた。
全員何かをもたらしてくれた。
今マジョルカにいるからマンサーノと言うのが良いんだろうね。
だけど1人だけ選ばなければならないのならファンマ・リージョだ。
彼は監督としても人間としても素晴らしい。
そして選手が最高の力を発揮できる術を知っている。
僕にとってリージョが一番だがカパロスやベニテスも素晴らしい監督だ。
−その中のエピソードををひとつ教えてくれない?
みんな知ってることばかりだよ。
ただ『国内リーグのハビエル・クレメンテのチームは良いサッカーをしているけれど
賭けないほうが良い』という評判に僕は注目している。
そしてそれはテネリフェでも噂どおりの指導を受けた。彼はいつも僕たちに言っていた。
「楽しんでサッカーをしろ。もし失ってもすぐ取り戻せるから心配するな。
ピッチでは楽しく過ごすことが必要だ」
その教えはあまり理解されないけどね。
−これまでのチームメイトの中で最高のサッカー選手は?
エンゴンガ。僕がプロの世界に入る頃彼からとても多くのことを学び助けられた。
レギュラーは彼だったけど僕はプレーするのに相応しいといつも言われた。
ピッチの中央に位置することを教え、僕のサッカーにたくさんのことを与えてくれた。
−ライバルチームでは?
ジダン。彼は別世界だった。
足にボールがくっついてどこから行けばいいか分からなかった。
止めることはとても難しかった。
−あなたがスペイン代表に呼ばれるだろうと噂にのぼった時がありました。
なぜ選ばれなかったのだろう?
僕と同じポジションに良いプレーヤーがたくさんいたからね。
みんなが選ばれるわけではないから。
他のみんなは欠かせない選手だったけど僕はそうではなかったんだ。
代表に呼ばれるかもしれないので準備しておいてと
僕はサッカー連盟に近い人から言われていた。
−マジョルカのあとは引退を考えてる?
クラブが僕を残してくれる限りプレーするだろう。
僕はマジョルカと2年の契約があるし体調はとても良い。
身体がもう十分だと言うまで僕はプレーするだろう。
−シューズを脱いだら指導者になりたい?
これはそのたびに考えが変わるんだ。
だけどサッカーは僕の人生だし、僕の好きなことをやれるチャンスを
逃したくないと思っている。
今僕は監督じゃない。今はサッカー選手だ。
−どこがリーガを制すると思う?
それを知るのは難しい。
だけどバルセロナもレアル・マドリーも勝たないほうがいいな。違うチームがいい。
ビジャレアルやセビージャ、バレンシアが代わって出てくるといいと思う。
でもバルセロナは今とても良いサッカーをしている。
テネリフェ時代のマルティ。
娘の婿にしたいような好青年ですな。娘いないけど。